平成22年12月19日防府マラソン報告

 投稿者:三宅徹  投稿日:2010年12月29日(水)22時55分5秒
  防府読売マラソン2010年12月19日
今年(2010年)は、アトミクラブの練習に本格的に通い始めました。メンバーが夏場から30k40kの長い距離を平気でこなすのにびっくり。自分も夏場から走りこみました。このことでここ数年1月末の勝田マラソンをメインターゲットに据えていたが、今年は1ヶ月早く防府読売マラソンに出場することに。防府出場までの状況を箇条書きにしてみると以下のようになります。
1. 故障について
年を取るにつれて、故障との戦いは深刻になっていきます。アキレス腱の痛みは昨年完治させたと思ったが、勝田マラソン後休養しているうちに少しずつ痛みが出はじめ、夏には昨年と同じ位の痛みに。また、ウィンドスプリントやショートインターバルを行うことによりハムストリングにしこりが発生。特に右足は痛みが消えず、これらを治療するために石井整骨院へ2回赴きました。さらに会社の近くのランステでマッサージを数回。治療にこんなにお金を使ったのはおそらく初めて。レース前にはやや右足ハムストリングに違和感あるものの、このくらいならむしろレース序盤からハイペースで行ってしまう事に対する抑制になると前向きに考えました。とにかく、今年もテーピングをどこにも施さずスタートラインに着けるのがうれしいです。
2. 練習について
アトミの練習会を利用して夏場から長い距離を走りこんだことが今年最大の特徴。ざっとこんなぐあい。
7月 箱根合宿で箱根駅伝5区+元箱根-仙石原間ジョッグ(計40kあまり)
8月 三鷹-多摩湖 34kジョグ(ただしスタミナ不足で3kほど歩いた)
9月 初旬 アトミ菅平合宿 40K(3時間28分)
下旬 高尾-藤野30k(後半は4′30″/kペース)
10月 初旬 富士見高原32k 2時間22分33秒
    下旬 駒沢公園32K(15周) 2時間17分13秒
11月 中旬 駒沢公園32k(15周) 2時間13分8秒
   下旬 多摩川36kLSD(ヘビーハンズ)
   下旬 多摩川32k走 2時間11分9秒
11月中旬くらいから体というか足の運びがとても軽くなっていました。11月下旬の32k走は、昨年、一昨年のタイムをそれぞれ2分、4分上回っていることで、好調であることが実感できました。
さらに、ヘビーハンズを持ってのジョッグを昨年以上に行い、36kをヘビーハンズを持ったままジョッグしたりもしました。これによって腕の振りが軽くなり、それに連動して足の動きも軽くなった感じもあります。
スピード的には、上記アキレス腱やハムストリングの故障の不安もあって、アトミのインターバルもせいぜい3分40秒/kmのレベルでしか練習しなかったため、5000mの今期ベストは17分49秒(5月16日)ともの足りなかったですが、奥多摩駅伝2区で、昨年、一昨年より約1分タイムが早かったことでほぼ不安が解消されました。
3.今回の目標タイム
こうした状況において、目標タイムをどこに設定するか?やはり、一番実践的な指標となる32km走のタイムから、今年1月および昨年1月の勝田の2時間46分21〜35秒より2〜3分早めに設定するのが妥当でしょう。従い2時間43分台が第一目標、第二目標は45分、最低でも昨年以上と設定した。
過去2回はどちらも2時間46分台だが、ラップタイムの様子は大分違っています。
09年1月 18’57-19’10-19’39-19’43-19’38-19-48-19’54-20’40-9’05
10年1月 19’20-19’13-19’23-19’24-19’47-19’59-20’10-20’10-8’56
これは同じ勝田マラソンでも風向きが正反対だった影響が大きいが、いずれにせよ、最初の5kは様子をみながら入り、どちらか近い方のラップを標準としてレースを進めたいと思います。
オーバーペースだけは避けないといけない、その意味では最初の5kは18分45秒が限度でしょう。
4.レース直前の状況
レースは12月19日。12月9日のアトミ16kペースランも1000mを4分少し切るペースで余裕を持ってあがり、万全、と思いきや、落とし穴が待っていました。レース3日前の16日の木曜日に風邪をひき、予定していた5000mのレースペース走は実施できず。それどころかレースの出場そのものが危うくなりました。いつもは風邪をひいたくらいでは病院には行きませんガ、金曜日は医者に見てもらい、薬をもらって寝込んでいました。土曜日の山口への移動においてもまだ風邪の影響は残っていましたが、回復基調であり当日になればレースに向けての緊張で全く感じなくなるだろうとの楽観論を唱える事としました。幸いな事に食欲は衰えず、いつものカーボローディング時と同じように、普段の自分では考えられないくらいにたくさん食べました。体が戦闘モードに入っているためでしょう。現地(新山口)についてからの行程は以下の通り。
17:50 ホテル着
18:00 ジョッグ
19:00 夕食 炭水化物中心 ビール
21:00 夜食 甘いもの
22:30 就寝
翌朝
 7:30 起床 スロージョグ15分
 8:10 朝食
 9:15 出発
10:00 現地着 受付
12:02 スタート
ホテルは市民ランナーAさんと同じで、前日は居酒屋さんで一緒にカーボローディング。田園クラブは他に久島さんも同じホテルで、朝食時にちょっとお会いしましたが、その後最後まで会えずじまいでした。
受付の前に、滋賀の三田村俊治さんから声をかけられました。今年、ウルトラマラソンを4回走ったとのこと。ウルトラを走ると故障はしないし、フルマラソンはイーブンで最後まで行けるようになったし、いいことずくめと言っておられました。
さて、レース。
スタートは競技場からですが、今年は標準記録が緩和され、また女子選手と男子選手をレーン分けしたせいもあり、コーナーのところで大混雑となりました。これは安全上好ましくないです。広い道路で一斉スタートにするか、競技場なら時差スタートにするべきでしょう。こんな状態では最初はスローでいくしかなく、1kは3:54、ここから自分のペース、よりちょっと無理したか2kまでが3:42、5kは19:00の通過。タイムは予定どおりですが、思ったより数談足は重い。10kまでは19:14で1月の勝田とほぼ同じ。15kまでは集団について19:09でこれは大分早い.しかしこの区間は明らかに追い風で復路は思いやられます。20kまでは19:26秒でこの時点で勝田のときより31秒良く、記録への期待がふくらみます。25kまではやはり19:26秒。しかし、このあと危惧された向かい風区間となり、この向かい風に自分の体は対抗しきれません。どんどんペースが落ちて行きます。30kまでの5kは20分19秒。それでもトータルでは勝田を30秒ほど上回っており、追い風になるまで我慢すれば・・・と自分に言い聞かせますが、ストライドはどんどん小さくなる感じ。32kで三田村さんに勢い良く抜かれました。この勢いなら三田村さんは2時間45分くらいで行けそうです。35kまでは21分55秒かかり、この時点で勝田を大幅に下回る事は確実に。1kを5分かかるとするとゴールは2時間53分くらいになります。せめてこれくらいにはとどめようと思いますが、モチベーションはあまり高くありません。同じ足取りで行っているつもりでも、1k後とのスプリットはどんどん落ちて行きます。40kまでは23分0秒。なんとか最後は少しペースアップして51分24秒でゴール。直前まで好調と思っただけに、悔しい結果でした。三田村さんは2時間45分13秒で50歳代2位。お見事!最初から最後まで19分30秒前後だったそうです。市民ランナーAさんは練習不足と言っていましたが、3時間27分で見事完走!。
防府の駅前で電車を待つ30分ほどの間に、三田村さんと二人で生中4杯かけこみましたが、Aさんは飛行機の時間があるので一緒に飲めなかったのが残念でした。
 自分としては、今回ダメだった原因を解析しながら、1月に走りこみ、もう一度あるチャンス(東京または勝田)でリベンジしたいと思います。
(2010/12/19 記)
                            以上

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